初音ミク調教師で有名なデッドボールPさんからのお言葉

2007年12月16日

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ここをご覧のあなたはデッドボールPさんをご存知でしょうか？

あの有名なSNS「はつねぎ」内で”デPさんに挑戦企画！”というイベントがありまして
MIDIや歌詞などの同じ素材を使って誰が一番「初音ミク」を調教できるか競っているのですが、
その中で、デッドボールPさんの作成した物はやはりすばらしいものでした。

そのときに、
「■デＰ的、ミク曲作り＋調教の手順及び注意点」なるものを公開していただきました。
他の調教師さんの助けになるかと思い、ここで紹介することにしました。

１．曲を作りましょう
　ミクのパッケージに「得意ジャンル：ポップス」とか書いてありますね。
　あれは嘘です。ついでに得意BPMも嘘なので騙されないようにしましょう。
　というわけで、ジャンルはなんでもおっけー好きなジャンルでいい曲作りましょう。
　また、ミクのパッケージに「得意な音域：A3～E5」とか書いてありますが、
　あれも真っ赤な嘘です。真っ赤な誓いです。信じちゃダメです。多分。
　実際問題使える音域はC3～E4周辺なので、
　メロディラインの９割以上がそこに収まるように作った方がいい気がします。
　コーラスとかハモりなら多少無理しても大丈夫だとは思いますが。まぁ限度はあるけど。

これは、私も同感です。
実は私もこのイベントの参加者で、演歌風を意識した「初音ミク」の調教をしました。
（年末発売の鏡音リン・レンのことも考慮して。）

２．オケ（カラオケつーか歌以外の部分のことね）を作りましょう
　気合いで何とかしましょう。金銭力も大事っぽいね（泣）
　mixはミクが入ることを考慮して小さめにしとくとノイズとか乗らないので楽です。

ここで、愛情と金銭力の違いが・・・
私は「手間をかけず金かけず」の精神で頑張ってます・・・

３．とりあえずミクにベタ打ち。
○発音が聞き取りにくい時
　歌詞変えればよくね？というのは最終理論。歌詞によって色々違いますが大まかに書くと
・た、だ行等
　「た」が「だ」に聞こえやすい（わだし）、逆に「だ」も「た」に聞こえたり。
　ノートの先頭をDYNやCLE・場合によってはBRIやBREで強調してやるとマシかも。
・な、か、ら行、ひ等
　音量が安定しません。特に「に」がひどい。
　「～なのに、～なのに」っていう歌詞にした時語尾強すぎで笑えます。
　かと思いきや普通の音量で出るケースもあります。謎。
　DYNで思い切った調整をしたり、DAWソフトの方でオートメーション細かく書きましょう。
・い、ん等
　とりあえず音量が小さい。DYN127にしても足りないこともある。気合いが重要
・あとは愛。

○音符と音符がつながっちゃう時
・デフォルトの歌唱設定でポルタメントを切りましょう。
・ノートの長さを短くすると最後下がったり上がったりがなくなる場合も。
・VEL127にすればなくなる場合もあります。
・最終手段別トラックにその音符だけ書く。でも逆に不自然になる場合もあります。
・気合いでピッチベンドで調整。死ねますのでオススメはできないかも…
・あとは愛。

○ミクの声が可愛く出来ない
・とりあえずBRI上げると意外とよくなるかも。上げすぎはダメですが100前後なら。
・GEN調整。可愛くしたいなら40～50くらい、ちょっと大人びてるなら80～90くらいじゃね？
・個人的にはビブラート切った方が可愛いと思う。
・あとは愛。

ここ重要です！この辺の修正をいかに上手に行うかが、ミソだと思います。
音量関係はまずDYNをさわるべし！
ちなみに、私はデPさんと違ってビブラート推奨派です。

４．オケにミクをかぶせてみる。
　１トラックずつ書き出したら、リバーブコーラス等適当にかけながらオケにあわせましょう。
　ミクの声はああ見えて意外と音圧があります。
　中～低音域をあげる場合の変化と中～高音域をあげた場合の変化で声に特徴をつけましょう。
　Highは切った方がいいかも？（/hiddenって曲でhigh上げたらmp3変換で死にました）
　適当に音量調節ができたらマンガでも読みながら繰り返し聞きます。

リバーブコーラスとか、私はよく分かりません。
エフェクト関係はさっぱりなので勉強してきます。